印刷時に図形の色を変更するサンプルスクリプト
印刷時に図形の色を変更するスクリプトのサンプルコードです。印刷実行時、印刷プレビュー時に 1 図形ごとにスクリプトが実行されます。
あらかじめ、印刷設定のモノクロ印刷をオフにしておく必要があります。
- メモ帳などのテキストエディタで新規ファイルを作成する
- 以下のコードをコピーして、テキストエディタに貼り付ける
- スクリプトのフォルダーに Document.ShapePrinting という名前のフォルダーを作成して、そのフォルダー内に拡張子 .csx でファイルを保存する
スクリプトのフォルダーは、RootPro CAD の [スクリプト] メニューの [スクリプトのフォルダーを開く] をクリックして表示されるフォルダーです。
スクリプトのファイル名は、任意の名前を指定できます。補足 ・ ファイルの文字コードは「Unicode(UTF-8)」で保存する必要があります。メモ帳の場合は、[名前を付けて保存] ダイアログボックスの [保存] ボタンの左側にある [文字コード] ボックスを「UTF-8」に変更して保存してください。 - RootPro CAD を起動する
- 印刷設定でモノクロ印刷をオフにする
- 印刷を実行する
「補助線」という名前のレイヤの図形は印刷しないようになります。
寸法図形は赤色、文字図形は青色で印刷します。
// 現在の図面を取得する
var doc = Application.ActiveDocument;
// ShapePrinting イベントのパラメータを取得する
var e = (ShapePrintingEventArgs)EventArgs;
// 補助線レイヤの図形は印刷しないで、寸法図形は赤色、文字図形は青色で印刷します。
Shape shape = e.Shape;
if(doc.LayerTable.GetLayerByID(shape.LayerID).Name == "補助線")
{
e.Cancel = true;
}
else if(shape is DimensionShape)
{
((DimensionShape)shape).ColorNumber = 2;
}
else if(shape is TextShape)
{
((TextShape)shape).ColorNumber = 4;
}
補足 | |
・ | スクリプトは、RootPro CAD Professional の機能です。RootPro CAD Free では使用できません。 |
・ | RootPro CAD を起動後に既存のスクリプトファイルのコードを変更した場合は、RootPro CAD を再起動しないでも即時に反映されます。 |