Ver7/Ver8 形式のアドインプロジェクトを Ver12 形式にアップグレードする
RootPro CAD Ver7/Ver8 で作成したアドインのプロジェクトを RootPro CAD Ver12 で使用するためには、以下の手順でアップグレードを行う必要があります。
- RootPro CAD Professional を起動して、[アドイン] - [Visual Studio を起動] メニューをクリックする
Visual Studio が起動します。 - Visual Studio の [ファイル] - [プロジェクトを開く] メニューをクリックして、アドインプロジェクトのソリューションファイル (.sln) を選択する
- [プロジェクト] - [(プロジェクト名)のプロパティ] メニューをクリックして、プロジェクトの設定画面を表示する
- [アプリケーション] の [対象のフレームワーク] を [.NET Framework 4.6.2] に変更する
補足 ・ すでに .NET Framework 4.6.2 が選択されている場合は、変更する必要はありません。 - [ビルドイベント] の [ビルド後イベントのコマンドライン] に書かれている記述を削除して、以下の内容に変更する
cscript "$(ProjectDir)InstallAddIn.js" "$(TargetDir)" "$(TargetName)"補足 ・ すでに同じ内容のコマンドが書かれている場合は、変更する必要はありません。 - [デバッグ] の [外部プログラムの開始] に、RootPro CAD の実行ファイルのパスが指定されていることを確認する
通常、64bit版の RootPro CAD の場合は
"C:\Program Files\RootPro CAD 12 Professional\RootProCAD.exe"
32bit版の RootPro CAD の場合は
"C:\Program Files (x86)\RootPro CAD 12 Professional\RootProCAD.exe"
です。
上記の実行ファイルが選択されていない場合は、右側の [...] をクリックして、[ファイルの選択] ダイアログボックスを表示します。
RootPro CAD がインストールされているフォルダ内の RootProCAD.exe を選択して、[開く] をクリックします。 - ソリューションエクスプローラーで InstallAddIn.js をダブルクリックしてファイルを開いて、以下のコードに変更する
現在のコードをすべて選択して削除した後、以下のコードをコピーして貼り付けてください。if (WScript.Arguments.length != 2) WScript.Quit(-1); var wshShell = new ActiveXObject("WScript.Shell"); var fso = new ActiveXObject("Scripting.FileSystemObject"); var docPath = wshShell.SpecialFolders("MyDocuments"); var addInsPath = fso.BuildPath(docPath, "RootPro CAD\\AddIns"); var sourcePath = fso.BuildPath(WScript.Arguments(0), "*"); WScript.Echo(sourcePath); var targetPath = fso.BuildPath(addInsPath, WScript.Arguments(1)); WScript.Echo(targetPath); var command = "xcopy \"" + sourcePath + "\" \"" + targetPath + "\\\" /e /y" WScript.Echo(command); var exec = wshShell.Exec(command); while (exec.Status == 0) WScript.Sleep(100); var execStat = ""; while (!exec.StdOut.AtEndOfStream) { execStat += exec.StdOut.ReadLine(); execStat += "\n" } WScript.Echo(execStat); WScript.Quit();
C# アドインプロジェクトの場合
- ソリューションエクスプローラーで [参照] を開いて RootPro.RootProCAD.Library.v8 を選択して、右クリックメニューの [削除] をクリックする
補足 ・ Ver7 のアドインプロジェクトの場合は、RootPro.RootProCAD.Library.v7 を選択して削除してください。 ・ Ver6 以前のアドインプロジェクトの場合は、RootPro.RootProCAD.Library.v5 を選択して削除してください。 - さらに、右クリックメニューの [参照の追加] をクリックして、参照マネージャーを表示します。
- 右下の [参照] ボタンをクリックして、ドキュメントフォルダ内の RootPro CAD\References フォルダを表示する
- そのフォルダ内の RootPro.RootProCAD.Library.dll を選択して、[追加] をクリックする
- [OK] ボタンをクリックして、参照マネージャーを閉じる
- [ファイル] - [すべて保存] メニューをクリックする
VB アドインプロジェクトの場合
- [プロジェクト] - [(プロジェクト名)のプロパティ] メニューをクリックして、プロジェクトの設定画面を表示する
- [参照] をクリックして参照の一覧を表示します。
- 参照の一覧で RootPro.RootProCAD.Library.v8 を選択して、[削除] ボタンをクリックする
補足 ・ Ver7 のアドインプロジェクトの場合は、RootPro.RootProCAD.Library.v7 を選択して削除してください。 ・ Ver6 以前のアドインプロジェクトの場合は、RootPro.RootProCAD.Library.v5 を選択して削除してください。 - [追加] をクリックして、参照マネージャーを表示する
- 右下の [参照] ボタンをクリックして、ドキュメントフォルダ内の RootPro CAD\References フォルダを表示する
- そのフォルダ内の RootPro.RootProCAD.Library.dll を選択して、[追加] をクリックする
- [OK] ボタンをクリックして、参照マネージャーを閉じる
- [ファイル] - [すべて保存] メニューをクリックする
補足 | |
・ | アドインは、RootPro CAD Professional の機能です。RootPro CAD Free では使用できません。 |
アドインプロジェクトのビルド (C#、VB)
- [ビルド] - [ソリューションのビルド] メニューを選択する
ビルドが行われてアドインファイル (.dll) が生成されます。 - [デバッグ] - [デバッグ開始] メニューを選択する
RootPro CAD Professional が起動されるので、アドインが動作することを確認します。