アドインのプロジェクトをデバッグする


Microsoft の開発ツール Visual Studio には、動作確認やプログラム修正に便利なデバッグ機能 (デバッガー) が搭載されています。
デバッグ機能を使用することにより、プログラムの一時停止、一行づつのステップ実行、変数の値の確認・変更などの機能を利用できます。

ブレークポイントを設定する

プログラムを任意の位置で停止させるために、ブレークポイントを設定します。
プログラム内で処理を停止したい位置にカーソルを置き、[デバッグ] - [ブレークポイントの設定/解除] メニューをクリックしてください。F9 キーを押しても設定できます。
ブレークポイントを設定すると、その行が赤く強調されます。

デバッグを開始する

[デバッグ] - [デバッグの開始] メニューをクリックすると、RootPro CAD が起動してデバッグが開始されます。F5 キーを押してもデバッグを開始できます。
RootPro CAD でアドインの読み込みを行っていない場合は、RootPro CAD の [アドイン] - [アドインの管理] メニューをクリックして、[アドインの管理] ダイアログボックスでアドインを選択して、[読み込み] チェックボックスをオンにしてください。

補足
ビルドが実行されていない場合は、自動的にビルドが実行されます。
[出力] ウィンドウ、または [エラー一覧] ウィンドウにエラーが表示される場合は、コードの記述に誤りがあります。コードを見直して、再度ビルドを実行してください。

変数の値を確認する

設定したブレークポイントまで処理が行われたときに、ブレークポイントの行でプログラムの処理が停止します。
この状態でコード内の変数名の上にカーソルを置くと、ツールチップに変数に値が表示されます。

処理を続行 (再開) する

停止後処理を再開したい場合は、[デバッグ] - [続行] メニューをクリックします。F5 キーを押しても再開できます。
また、一行ずつ処理を行いたい場合は、[デバッグ] - [ステップ オーバー] メニューまたは F10 キーを押して処理を進めます。
上記の操作を行うことで、プログラムに問題のある箇所を探したり、どのような動作が行われているかを確認したりすることができます。

Visual Studio のデバッガーには、さまざまな機能が搭載されています。Visual Studio ヘルプを参考にしてお試しください。

補足
アドインは、RootPro CAD Professional の機能です。RootPro CAD Free では使用できません。

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