RootPro CAD Ver8、Ver7 で作成したアドインを RootPro CAD Ver9 で使用するためには、以下の手順でアップグレードを行う必要があります。
Ver6 以前の形式のアドインを Ver9 形式にアップグレードしたい場合は、以下のページの手順でご確認ください。
Ver6、Ver5 形式のアドインを Ver8 形式にアップグレードする手順
Ver4、Ver3 形式のアドインを Ver5 形式にアップグレードする手順
- RootPro CAD Professional を起動して、[アドイン] - [Visual Studio を起動] メニューをクリックする
Visual Studio が起動します。 - Visual Studio の [ファイル] - [プロジェクトを開く] メニューをクリックして、アドインプロジェクトのソリューションファイル (.sln) を選択する
- [プロジェクト] - [(プロジェクト名)のプロパティ] メニューをクリックして、プロジェクトの設定画面を表示する
- [アプリケーション] の [対象のフレームワーク] を [.NET Framework 4.6] に変更する
「Visual Studio 2013」で、このボックス内に [.NET Framework 4.5] 以前のバージョンしか表示されていない場合は、「.NET Framework 4.6 Targeting Pack」をダウンロードしてインストールしてください。
「.NET Framework 4.6 Targeting Pack」のダウンロード
※すでに .NET Framework 4.6 が選択されている場合は、変更する必要はありません。 - [ビルドイベント] の [ビルド後イベントのコマンドライン] に書かれている記述を削除して、以下の内容に変更する
※すでに同じ内容のコマンドが書かれている場合は、変更する必要はありません。cscript "$(ProjectDir)InstallAddIn.js" "$(TargetDir)" "$(TargetName)"
- [デバッグ] の [外部プログラムの開始] に、RootPro CAD の実行ファイルのパスが指定されていることを確認する
通常、64bit版の RootPro CAD の場合は
"C:\Program Files\RootPro CAD 9 Professional\RootProCAD.exe"
32bit版の RootPro CAD の場合は
"C:\Program Files (x86)\RootPro CAD 9 Professional\RootProCAD.exe"
です。
上記の実行ファイルが選択されていない場合は、右側の [...] をクリックして、[ファイルの選択] ダイアログボックスを表示してください。 RootPro CAD がインストールされているフォルダ内の RootProCAD.exe を選択して、[開く] をクリックします。 - ソリューションエクスプローラーで InstallAddIn.js をダブルクリックしてファイルを開いて、以下のコードに変更する
現在のコードをすべて選択して削除した後、以下のコードをコピーして貼り付けてください。if (WScript.Arguments.length != 2) WScript.Quit(-1); var wshShell = new ActiveXObject("WScript.Shell"); var fso = new ActiveXObject("Scripting.FileSystemObject"); var docPath = wshShell.SpecialFolders("MyDocuments"); var addInsPath = fso.BuildPath(docPath, "RootPro CAD\\AddIns"); var sourcePath = fso.BuildPath(WScript.Arguments(0), "*"); WScript.Echo(sourcePath); var targetPath = fso.BuildPath(addInsPath, WScript.Arguments(1)); WScript.Echo(targetPath); var command = "xcopy \"" + sourcePath + "\" \"" + targetPath + "\\\" /e /y" WScript.Echo(command); var exec = wshShell.Exec(command); while (exec.Status == 0) WScript.Sleep(100); var execStat = ""; while (!exec.StdOut.AtEndOfStream) { execStat += exec.StdOut.ReadLine(); execStat += "\n" } WScript.Echo(execStat); WScript.Quit();
【C# アドインプロジェクトの場合】
- ソリューションエクスプローラーで [参照] を開いて RootPro.RootProCAD.Library.v8 を選択して、右クリックメニューの [削除] をクリックします。
※Ver7 のアドインプロジェクトの場合は、RootPro.RootProCAD.Library.v7 を選択して削除してください。
※Ver6 のアドインプロジェクトの場合は、RootPro.RootProCAD.Library.v5 を選択して削除してください。 - さらに、右クリックメニューの [参照の追加] をクリックして、参照マネージャーを表示します。
- 右下の [参照] ボタンをクリックして、ドキュメントフォルダ内の RootPro CAD\References フォルダを表示します。
- そのフォルダ内の RootPro.RootProCAD.Library.dll を選択して、[追加] をクリックします。
- [OK] ボタンをクリックして、参照マネージャーを閉じます。
- [ファイル] - [すべて保存] メニューをクリックします。
【VB アドインプロジェクトの場合】
- [プロジェクト] - [(プロジェクト名)のプロパティ] メニューをクリックして、プロジェクトの設定画面を表示します。
- [参照] をクリックして参照の一覧を表示します。
- 参照の一覧で RootPro.RootProCAD.Library.v8 を選択して、[削除] ボタンをクリックします。
※Ver7 のアドインプロジェクトの場合は、RootPro.RootProCAD.Library.v7 を選択して削除してください。
※Ver6 のアドインプロジェクトの場合は、RootPro.RootProCAD.Library.v5 を選択して削除してください。 - [追加] をクリックして、参照マネージャーを表示します。
- 右下の [参照] ボタンをクリックして、ドキュメントフォルダ内の RootPro CAD\References フォルダを表示します。
- そのフォルダ内の RootPro.RootProCAD.Library.dll を選択して、[追加] をクリックします。
- [OK] ボタンをクリックして、参照マネージャーを閉じます。
- [ファイル] - [すべて保存] メニューをクリックします。
【アドインプロジェクトのビルド(C#、VB)】
- [ビルド] - [ソリューションのビルド] メニューを選択すると、ビルドが行われてアドインファイル (.dll) が生成されます。
- [デバッグ] - [デバッグ開始] メニューを選択します。RootPro CAD Professional が起動されるので、アドインが動作することを確認します。