最新バージョン RootPro CAD 9 をリリースいたしました。
最新の RootPro CAD 9 は、大幅な機能強化や改良によって、より使いやすく進化しました。
対応 OS:Windows 10/8.1/8/7(SP1)/Vista(SP2)
改良点・仕様変更
- 点図形をダブルクリックしたときに、[図形の設定] ダイアログボックスを表示して設定を変更できるようにしました。
- 作図部品の検索と置換のコンボボックスで、作図部品の表示順を名前でソートするように変更しました。
不具合修正
- SXF ファイルへの書き出しで、オフセットしたBスプライン曲線の後端が欠ける場合がありました。
- 属性ダイアログの属性名、属性値の候補に、作図部品のものが含まれていませんでした。
- レイヤツリーウィンドウで縦スクロールバーを表示している状態でファイルを閉じた後、他の図面を開いて縦スクロールバーを表示させると、ツリーアイテムをドラッグして移動することができませんでした。
不具合修正
- SXFファイルの書き出しで、オフセットしたBスプライン図形の場合に曲線が正しく変換できない場合がありました。正しく変換できるようにオフセットコマンドを修正しました。
- ヘルプの検索タブで、検索結果のタイトル名が文字化けしていました。(Ver9.09 から)
- DXF/DWG ファイルの読み込みで、非表示に設定されている点図形を読み込んだとき、点が表示される場合がありました。
不具合修正
- 64bit OS に .NET Framework 4.6 をインストールすると、RootPro CAD Professional 64 bit版で図面がコピーできない等の不具合がありました。(Ver9.00 から)
- 矩形範囲トリムコマンドで、編集不可のレイヤにあるグループ図形を編集できていました。
- 他のアプリケーションでオブジェクトをコピーして、[形式を選択して貼り付け] ダイアログボックスで拡張メタファイルを選択すると、エラーメッセージが表示されて貼り付けできませんでした。
- DXF/DWG ファイルの読み込みで、ハッチング領域に始点、終点が同じ線分が含まれる図面を PDF ファイルへ書き出すと、原点から線分が表示される場合がありました。
- DXF/DWG ファイルの読み込みで、寸法値にΦを使用している寸法図形を分解して読み込んだとき、寸法値の値が正しく変換できない場合がありました。
- SXF ファイルへの書き出しで、作図部品の角度にマイナスの値が設定されていた場合に正しく書き出しが行われていませんでした。
不具合修正
- 長径または短径が非常に大きい楕円弧が表示されない場合がありました。
- 重なっている連続線図形の頂点を指定してフィレットコマンドを実行したとき、アプリケーションエラーになる場合がありました。
- 印刷する図面範囲の座標値が非常に大きい場合に、印刷プレビューが正しく表示されない場合がありました。
- DXF/DWG ファイルの読み込みで、ハッチングの領域が複雑な場合に複数のハッチングに分解していましたが、分解数が非常に多くなるときは領域を簡略化して分解数が多くならないようにしました。
- DXF/DWG ファイルの読み込みで、寸法線の終点座標値が非常に大きい寸法図形を読み込むとアプリケーションエラーになる場合がありました。
- PDF ファイルへの書き出しで、書き出すファイルのパスがとても長い場合にアプリケーションエラーになる場合がありました。
機能追加
- (API) BasicShape クラスに、ConvertToPolyline メソッドを追加しました。
- (API) ApplicationSettings クラスに、PaperTabViewMode プロパティを追加しました。
不具合修正
- オフセット、線調整、結合コマンドで、先に図形を選択してからコマンドを実行したときにアプリケーションエラーが起きる場合がありました。
- 英語版で起動したとき、幾何公差ダイアログボックスの交差種類コンボボックスをクリックするとアプリケーションエラーとなっていました。
- DXF/DWG ファイルの変換で、寸法線の許容差の表示タイプを [許容差 1 段](±表示) にしてマイナス値を設定した場合、書き出して読み込むと表示タイプが [許容差 2 段] になっていました。
- DXF/DWG ファイルの読み込みで、楕円図形の径が Z 方向のデータがあった場合にエラー番号 -7 が表示されて読み込めませんでした。
不具合修正
- 事前に図形を選択してコマンドを起動したときにコマンドのパラメータに図形がセットされるコマンドで、図形の事前選択を行うと、コマンド中の一般図形のツールバーコンボボックスの動作が一般図形の既定値変更ではなく図形の設定変更の動作になっていました。(Ver9.05 から)
仕様変更/改良点
- 連続線分コマンドのパラメーターを、始点、終点から点列に変更しました。Enter キーで点列入力をいったん終了することができます。
不具合修正
- フォントコンボボックスをスクロールしたときに、アプリケーションエラーが発生することがありました。(Ver9.00 から)
- グリッドの表示タイプが点の場合、描画に時間がかかる場合がありました。
- 作図部品編集で図形を選択した状態で作図部品ビューを閉じたときに、アプリケーションエラーになる場合がありました。(Ver9.00 から)
- (API) ShapeSettings.CopyToShape メソッドを使用して文字のスタイルを文字図形にコピーしたとき、文字のレイアウト範囲が更新されませんでした。
仕様変更/改良点
- 複数の図形の設定を一度に変更したときの処理を高速化しました。
不具合修正
- Alt キーを押しながら選択した図形を削除した後、編集コマンドを選択するとアプリケーションエラーが起きていました。
- 設定のインポートをしたとき、アドインコマンドおよびスクリプトコマンドのショートカットキーが正しく移行できない場合がありました。
- (API) アドインで複数行の文字列パラメータを持つコマンド追加したとき、コマンドパラメータに表示されるボタンをクリックしても文章ダイアログが表示されませんでした。(Ver6.00 から)
仕様変更/改良点
- オプションダイアログボックスに [表示] ページを追加して、[全般] ページの一部の設定項目を移動しました。
- オプションダイアログボックスに [表示] ページに、用紙タブに切り替えたときのカレント部分図の設定を追加しました。用紙タブに切り替えたときに、カレント部分図が変わらないようにするか、用紙タブごとにカレント部分図を保持するかを設定できます。
- 旧バージョンのテンプレートファイルを非表示状態で開くとき、旧バージョンのファイルである旨のメッセージをステータスバーに表示しないように変更しました。
不具合修正
- 印刷設定のオフセットの入力で X 方向のボックスに大きな値を入力してOKを押したとき、Y 方向の値に不正な値が設定されることがありました。
- SXF ファイルの変換で、SXF 仕様 V2 の等高線データを持つSXFファイルを読み込み、SXF 仕様 V2 形式で書き出したとき、等高線のデータが正しく書き出せない場合がありました。(Ver6.0から)
仕様変更/改良点
- PDF ファイルへの書き出しで、OLE オブジェクトを画像として書き出すときに、以前より高い解像度で書き出すようにしました。
不具合修正
- OLE オブジェクトを含む図面の PDF ファイルへの書き出しで [画像に変換する] がオンの場合、書き出し後に OLE 編集を実行するとアプリケーションエラーが起きていました。
- OLE オブジェクトを含む図面の SXF ファイルへの書き出しで、書き出し後に OLE 編集を実行するとアプリケーションエラーが起きていました。
- インターネット未接続の環境でアドインダイアログを開くと、アドイン情報ダウンロードのスレッドがセッションタイムアウトまで終了しないため、ダイアログを閉じるのに時間がかかる場合がありました。
- SXF ファイルへの書き出しで、文字データを含むフィーチャの文字の長さチェックをバイト単位で行うようにしました。1 行の文字列または名前が 256 バイトを超えるフィーチャがあった場合はエラーになります。
- (API) API からのコマンド追加で文字のパラメータを追加したとき、コマンドパラメータの入力履歴が表示されていませんでした。
仕様変更/改良点
- 非表示のレイヤ、用紙、部分図のアイコンの色を従来よりも薄くしました。
不具合修正
- 大量の連続線、イメージ図形を選択したときに時間がかかったり、アプリケーションエラーが起きたりする場合がありました。
- カレントのスタイルが設定されている図面ファイルを開いたときに、ドキュメントタブのファイル名の右側に変更を表す「*」マークが表示されていました。(Ver9.00 から)
- SXF ファイルへの書き出しで、256 バイトを超える文字があるときに、アプリケーションエラーが起きる場合がありました。
- 「レイヤの状態を保存・復元」スクリプトをインストールして、「レイヤの読み込み」を1回実行すると、「レイヤの書き出し」メニューを選択しても「レイヤの読み込み」が実行されていました。
機能追加
アドイン / スクリプトの管理 (Professional 版の機能)
- アドイン / スクリプトの管理ダイアログボックスで、公開されているアドイン / スクリプトのダウンロード、インストール、アンインストールができるようになりました。ブラウザからファイルを手動でダウンロードすることなく、RootPro CAD 内でアドイン / スクリプトを管理できます。
ドッキングウィンドウのアドイン (Professional 版の機能)
- ドッキングウィンドウのプロジェクトテンプレート、ドッキングウィンドウ用の項目のテンプレートを追加しました。アドインで独自のドッキングウィンドウを追加できます。
英語版のサポート強化
- 英語版のユーザーインターフェイスの翻訳品質を向上させました。
- 作図編集のヘルプ、SDK ヘルプの英語版を用意しました。
- 公開しているアドイン、スクリプトのユーザーインターフェイスを英語版に対応しました。
作図編集
- 点列パラメーターで座標ファイル (CSV ファイル) を読み込む補助入力を追加しました。CSV ファイルの 1 行目に "Y, X" と書くことで、Y 座標、X 座標の順に座標値を指定することができます。
- 図形の設定をスタイルに登録するコマンドを追加しました。
設定
- コマンドを実行したときに、各コマンドに対応したツールバーを表示する機能を追加しました。
- オプションダイアログボックスの [全般] に [ツールバーを大きいアイコンで表示する] オプションを追加しました。
- オプションダイアログボックスの [全般] に [コマンドツールバーを使用する] オプションを追加しました。
- ツールバーのアイテムにスタイル選択ができるコンボボックスを追加しました。
- レイヤ、部分図のプロパティで、説明文を設定できるようにしました。
API
- (API) DockingBarCollection、DockingBar クラスを追加しました。
- (API) ApplicationSettings クラスに、LanguageCode プロパティを追加しました。
- (API) Geometry クラスに、GetMiddlePoint、GetAngle、MovePoint、ScalePoint、RotatePoint、IsPointEquals、IsParameterEquals、IsRadianEquals、IsScaleEquals、ContainsPointInPolygon、DegreeToRadian、RadianToDegree、WrapAngleTo360、WrapAngleTo2PI メソッド、PI フィールドを追加しました。
- (API) 2 つの数値を比較するときに使用する精度を表す Precision クラスを追加しました。
- (API) 数値と文字を変換する NumericTextConverter クラスを追加しました。
- (API) Document クラスに、ReadOnly プロパティを追加しました。Open メソッドに読み取り専用でファイルを開くパラメーターを追加しました。
- (API) Drawing、Layer クラスに、Description プロパティを追加しました。
- (API) コマンド識別子を表す CommandNames クラスを追加しました。
- (API) ShapeFactory.CreateText、ShapeCollection.AddText メソッドに、Alignment を指定するメソッドを追加しました。
- (API) Shape クラスに、Mirror メソッドを追加しました。
- (API) TextShape、ImageShape クラスに、UpdateAlignment メソッドを追加しました。
- (API) LineShape クラスに、SetPoint、IsParallel、IsNormal、IsOpposite メソッド、Angle プロパティを追加しました。
- (API) ApplicationEntryPoint クラスに、AddInFullPath プロパティを追加しました。
- (API) スクリプトで現在のスクリプトファイルのフルパスを取得できる ScriptFilePath プロパティを追加しました。
- (API) ToolbarCollection、ToolBar クラスをコマンドツールバーに対応しました。
仕様変更/改良点
作図編集
- 文字図形の配置基準点を変更したとき、文字のレイアウト範囲内で文字の位置を調整するようにしました。
- イメージの配置基準点を変更したとき、イメージの描画位置を変えずに配置基準点、配置点座標を更新するようにしました。
- 文字の領域内にカーソルがある場合に、文字の端点、中点にスナップしないようにして、ガイド点を表示するようにしました。
- 用紙タブを表示したときに、用紙タブの以前のカレントレイアウトを復元するようにしました。
- [一般図形の既定値] ツールバーで選択図形の設定を表示、変更できるようにしました。
- 文字配置基準点のコンボボックスに、基準点位置を表すアイコンを表示するようにしました。
- プロパティウィンドウで、図形の属性が設定されている場合は、属性プロパティに * マークを表示するようにしました。
変換
- DXF/DWG ファイルの読み込みで、ハッチングのパターンを一般図形に分解するのではなく、SOLID (塗り) として変換して、読み込み時間を短縮できるようにしました。閾値を設定して、その値未満の場合は一般図形に分解し、その値以上の場合は SOLID (塗り) に変換します。0 を指定した場合は SOLID (塗り) に変換しません。
- ファイル変換のオプションダイアログボックスに、設定を初期値に戻すボタンを追加しました。
- SXF ファイルの読み込み、書き出しで、部分図の測地座標系フラグを保持できるようにしました。
- SXF ファイル互換のための複合図形種別フラグの部分図 (測地座標系) を保持できるようにしました。
- Jww ファイルの読み込みと書き出しで、文字の属性フラグ「真北」と「日影」を変換するようにしました。
互換性
- Ver9 の機能強化に伴い、図面ファイルのファイル形式を変更しました。
Ver8 以前の図面ファイルは、Ver9 でそのまま開くことができます。
Ver9 で保存した図面ファイルを 旧バージョン (Ver8 ~ Ver3) で開けるようにするには、[名前を付けて保存] ダイアログボックスの [ファイルの種類] で、「RootPro CAD VerX 図面ファイル (*.rpcd)」(X:バージョン番号) を選択してから保存する必要があります。 - 旧バージョンで、RootPro CAD のホームページからダウンロードしたアドイン・スクリプトを使用している方は、[アドイン] - [アドインの管理] メニューからダウンロードできます。順次、公開していきますので、今しばらくお待ちください。
お客様ご自身でアドインプロジェクトを作成している場合は、プログラムを変更する必要があります。 くわしい変更手順については、ヘルプの [アドインを開発する] - [Ver7/Ver8 形式のアドインプロジェクトを Ver9 形式にアップグレードする] をご覧ください。