最新バージョン RootPro CAD 6 をリリースいたしました。
最新の RootPro CAD 6 は、 大幅な機能強化や改良によって、より使いやすく進化しました。
なお、Ver6 の機能強化に伴い、図面ファイルのファイル形式を変更しました。
Ver6 で保存した図面ファイルを Ver4 または Ver5 で開けるようにするには、[名前を付けて保存] ダイアログボックスの [ファイルの種類] で、「RootPro CAD Ver4/5 図面ファイル (*.rpcd)」を選択してから保存する必要があります。
対応 OS:Windows 8.1/8/7/Vista/XP(SP2)
不具合修正
- プロパティウィンドウを右側に配置してウィンドウを最大化した場合、文字図形のプロパティでフォントコンボボックスでスクロールバーが表示されないことがありました。
- 文字図形のプロパティ、文章ダイアログの文字高さの表示に部分図レイアウトのスケールが反映されていませんでした。
- グループ選択 OFF の場合に、グループ化されたレイヤなしの作図部品を選択できませんでした。(Ver6.05 から)
- 長さ寸法コマンドを実行中に部分図切り替えタブで部分図を切り替えた場合、アプリケーションが終了してしまうことがありました。
- PDFファイルに書き出しをする際に「画像に変換する」をONにチェックした場合、寸法や引き出し線、バルーンの矢印部分が書き出されていませんでした。(Ver6.00 から)
- DWG ファイルの読み込みで、ビューポートの範囲を正しく読み込めないため、エラー:-3 が表示される場合がありました。
- 中抜き文字をPDFに書き出した場合に文字が表示されないことがありました。(Ver6.00 から)
不具合修正
- 既存の図面ファイルを開くと、レイヤなしの作図部品、作図グループが削除されていました。(Ver6.07 のみ)
不具合修正
- 図面ファイルを開いたときに、作図部品ウィンドウに作図部品が表示されない場合がありました。
- 削除したレイヤの図形が図面ファイルに保存される場合があり、そのファイルを開くとアプリケーションエラーが起きていました。
- 図形が含まれている「表示のみ」「表示しない」のレイヤを削除すると、アプリケーションエラーが起きていました。
- 作図グループを選択してから移動コマンドを実行すると、コマンド実行後に作図グループの選択状態が解除される場合がありました。
- SXF ファイルの読み込みで、ハッチングの補正が必要な場合にアプリケーションエラーが起きる場合がありました。
改良点
- DXF/DWG ファイルへの書き出しで、埋め込みシステム変数 MEASUREMENT をメートルにするように変更しました。
不具合修正
- PDF ファイルへの書き出しで、複数行の文字列の解像度が低い画像になる場合がありました。(Ver6.05 から)
不具合修正
- 角度寸法コマンドの図形 1、図形 2 パラメータで、同一直線上でつながった 2 つの線分を選択したときに、角度寸法が作成されませんでした。
- 「表示のみ」「表示しない」のレイヤの図形を含む作図グループを複写すると、複写先の図形がグループ化されていませんでした。
- 図形のレイヤを「表示のみ」「表示しない」のレイヤに変更した後、「元に戻す」コマンドを実行しても UNDO されませんでした。
- PDF、SXF、Jww ファイルへの書き出しで、寸法値が全角文字である角度寸法の角度記号「°」が「?」に変わってしまう場合がありました。
- Windows 8 の場合、寸法値が全角文字である角度寸法の角度記号「°」の前に、点線の「○」が表示される場合がありました。
- 図面ファイルをダブルクリックして開いたときに、メニューバー等のウィンドウ配置が変わる場合がありました。
- 大きいサイズのイメージを配置したり、大きいサイズのイメージを含むファイルを開いたりすると、アプリケーションが応答しない場合がありました。
- 長さ、直径、半径寸法で、寸法値配置モードが引き出し線付き自由配置の場合で、且つ矢印によって寸法線が隠れてしまう場合にプログラムが終了する場合がありました。
- 図形の表示順の設定が「レイヤ順」の図面を書き出した場合に、図形の表示順が正しくありませんでした。
- DXF/DWG ファイルの読み込みで、角度寸法の示す角度が反転したり、寸法線自体が変換できなかったりする場合がありました。
不具合修正
- Professional 版の起動が遅い場合がありました。
- (API) DimensionShape.DimentionText プロパティを使用すると、ビルド時に警告が表示されていました。
- (API) 円弧、楕円弧に対して BasicShape.GetLength メソッドを実行すると、「値が有効な範囲にありません」というエラーメッセージが表示される場合がありました。
不具合修正
- 線分の角度が 0 度または 90 度の図形をコピーして他のアプリケーションに貼り付けた場合、エラーメッセージが表示されて貼り付けることができない場合がありました。
- 作図グループを選択してから編集コマンドを実行した後に、編集コマンドを再度実行すると、選択状態の図形に対して編集コマンドが 2 回実行される場合がありました。
- 角度寸法/円弧寸法コマンドを実行しているときに、アプリケーションエラーが起きる場合がありました。
- 作図部品編集画面を表示した状態でファイル保存を行うと、保存したファイルを開くときにアプリケーションエラーが起きる場合がありました。
- DXF/DWG ファイルの読み込みで、グループ内の寸法図形がグループ化されていませんでした。
- DXF/DWG ファイルの書き出しで、グループ内の一般図形以外の図形がグループ化されていませんでした。
- SXF ファイルの読み込みで、弧長寸法を含むファイルを開くとアプリケーションエラーが起きる場合がありました。
- SXF ファイルの読み込みで、作図グループ内の作図部品が変換されていませんでした。
不具合修正
- グループ選択が ON の場合に、作図グループを選択して矢印キーで移動できませんでした。
- 線分同士の交点を求められない場合があり、交点がスナップできなかったり、ハッチングの内部点指定で領域が見つからなかったりする場合がありました。
- 長さ寸法、平行寸法コマンドで 2 つの図形を指定した場合に、寸法補助線の長さが間違っていました。
- 接円コマンドを実行すると、アプリケーションエラーが起きる場合がありました。
- 鏡像移動コマンドで作図グループを指定すると、移動後の図形がグループ解除されていました。
- 作図編集コマンドの図形パラメータで、図形上にカーソルを置いてもラバーバンドが表示されませんでした。
- 部分図ビューで基準点指定なしの切り取り、コピーコマンドを実行すると、原点が切り取り、コピーの基準点になっていました。
- 作図グループを含む図面ファイルを旧バージョンのファイル形式で保存して旧バージョンで開くと、アプリケーションエラーが起きていました。
- 部分図上にネストした作図グループがある場合に、部分図ビューをアクティブにして印刷プレビューを表示したり印刷を実行したりすると、アプリケーションエラーが起きる場合がありました。
- DXF/DWG ファイルの読み込みで、スプラインを変換できない場合がありました。
不具合修正
- 作図編集コマンドで回転角が 0 度以外の楕円、楕円弧を指定した場合に、編集後の楕円、楕円弧の回転角が間違っていました。
- 用紙の状態を「表示しない」にした場合に、用紙上の図形が非表示になりませんでした。
- PDF ファイルへの書き出しで、「Mangal」フォントを使った文字が文字化けしていました。
- RootPro CAD 5 Professional がすでにインストールされている場合に、RootPro CAD 6 Free をインストールできませんでした。
機能追加
作図編集
- グループ化した図形を、編集コマンドで変更できるようにしました。グループ内の図形をまとめて選択するかどうかを、[オプション] の [図形の選択] ページ、ツールバーで設定できます。
- オフセットコマンドで、複数の図形を指定できるようにしました。
- イメージコマンドで、配置点と倍率を指定できるようにしました。また、イメージを配置するときのラバーバンドが、画像の縦横比で表示されるようにしました。
- コピー、切り取りコマンドを、基準点指定なし、基準点指定ありの 2 つのコマンドに分けました。初期状態のショートカットキーの設定では、Ctrl + C キーで基準点指定なしのコピー、Ctrl + Shift + C キーで基準点指定ありのコピーを実行します。
- 長さ、水平、垂直、平行、角度、円弧、直列、並列、累進の各寸法コマンドで、寸法線の対象からの距離を指定できるようにしました。
- 引き出し線の文字の垂直位置に [1 行目は上] を追加しました。
- バルーン、引き出し線をダブルクリックしたときに「文字編集」コマンド、その他の図形をダブルクリックしたときに「図形の設定を変更」コマンドを実行するようにしました。
- 図形を選択したときにプロパティウィンドウに表示される項目を追加しました。(線の長さ/角度、円/楕円の面積、点のタイプ、文字のフォント名/文字高さ、属性など)
- 文章ダイアログボックスで、文字設定を変更したりウィンドウサイズを変更したりできるようにしました。また、Ctrl + Enter で改行するかダイアログボックスを閉じるかどうかの設定を追加しました。
入力
- 図形を選択するとき、図形が重なっている部分を Alt キーを押しながらクリックして、重なっている図形を順番に選択できるようにしました。
- コマンドの座標、点列パラメータで、数値+矢印キーを入力して、前回の座標からの相対座標を指定できるようにしました。
- コマンドの長さ、角度パラメータで、「X, Y」(カンマ区切り) 形式で入力できるようにしました。長さパラメータの場合は原点 (0, 0) からの距離、角度パラメータの場合は原点 (0, 0) との角度を指定できます。
- コマンドウィンドウで、Enter/Tabキーでコマンドパラメータを切り替えることができるようにしました。[オプション] の [入力] ページで、コマンドパラメータを切り替えるときのキー操作を変更できます。
- カーソルが図形上にある場合に、マウスポインターの形状を変更するようにしました。
- 線分コマンドの終点パラメータ、移動コマンドの配置点パラメータなど、角度スナップが有効なパラメータで Shift キーを押したときに、マウスカーソルにもっとも近いスナップ角度にスナップするようにしました。
表示
- 図形の表示順モード (データ登録順/レイヤ順) を図面ごとに設定できるようにしました。[作図設定] で図形の表示順を変更できます。
- 図形の表示順序を変更できるようにしました。
- マウス中央ボタンをダブルクリックして、全画面表示ができるようにしました。
- 作図ウィンドウのカーソルの表示を、クロスヘアカーソルに変更できるようにしました。[オプション] の [カーソル] ページで変更できます。
- ステータスバーに、長さ、角度、相対座標、カレントレイアウトのスケールを表示するようにしました。
- アンチエイリアス表示のときに、イメージを高品質で表示するか高速に表示するかどうかの設定を追加しました。[オプション] の [全般] ページで変更できます。
- 作図ウィンドウを拡大縮小するときの拡大縮小率を変更できるようにしました。また、マウスホイールの拡大縮小を反転する設定を追加しました。[オプション] の [入力] ページで変更できます。
設定
- ウィンドウ、ツールバー、キーボード、オプションの設定をファイルにエクスポート、インポートできるようにしました。
仕様変更/改良点
作図編集
- 寸法の許容差が 2 段で水平位置が左揃えの場合、一段目の値が 0 で符号が付かないときでも二段目の符号の次の文字の位置で揃えるようにしました。
- B スプライン曲線コマンドで、隣り合う制御点に同じ座標を指定して作成できるようにしました。
- 部分図を削除したときに、操作を元に戻すことができなくなりました。
- 非常に多くの図形を選択してプロパティウィンドウで設定を変更したときの処理を高速化しました。
入力
- 図形を選択してから編集コマンドを起動した場合、コマンド終了後に、更新された図形を選択状態にしておくようにしました。
- 作図ウィンドウにフォーカスがある場合に文字列を入力すると、入力した文字がコマンドウィンドウのパラメータにセットされるようにしました。
- コマンドウィンドウのパラメータの切り替え、次のパラメータへ移動で、最後のパラメータから先頭に移動できるようにしました。
- 水平垂直線、図形垂線スナップで、中点/分割点が基準の場合も仮想スナップを表示するようにしました。
表示
- 2 点拡大コマンドを連続して実行できるようにしました。
- 線ピッチの描画方法を変更して、線の端点部分に必ず線が表示されるようにしました。
コンバーター
- DXF/DWG ファイルの読み込みで、3D 面図形のエッジを線分に変換するようにしました。
- PDF ファイルの書き出し設定で、[線幅を変換する] をオフにした場合、デバイス依存の最小線幅 (通常 1 ピクセル) で出力するようにしました。(今までは RootPro CAD の最小線幅 (0.13) で出力していました。)
- PDF ファイルの書き出しで、用紙サイズの最大値を大きくしました。